METS とは、「Marine Equipment Trade Show」の略で毎年11月中旬にオランダのアムステルダムで開かれます。ボートのショーではなく、世界中から集まった、マリンマーケットに関わるすべてのものの展示会です。
大はエンジン、セイル、桟橋、ボートの素材、中は、航海計器システム、小はシャックル、また、マリーナのシステム開発から桟橋材料まで、ともかくなんでもあります。
今年は去年と同様の出展社が有ったとのことですが、あちこちでブースの空きがあり、心なしか通路も広く取られている気がしました。入場者も去年の賑わいはない感じで昼時のレストランもそれほど待つこともなく取ることができました。やはり、欧米をおおっている景気の停滞感はいかんともしがたく、スワンなどの大金持ちが買うような船の注文は減っていないようですが、業界全体の雰囲気は重いもののようです。
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メッツ会場1 | メッツ会場2 |
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メッツ会場3 | スウェーディシュナイト1 |
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スウェーディシュナイト2 | スウェーディシュナイト3 |
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スウェーディシュナイトのDJ | 絶好調の児島社長。会場が広いので少しお疲れ気味でした。 |
ネクサスマリンも、9月にGPS大手ガーミンの子会社になり、どうなることかと思っていましたがネクサスブランドはこのまま来年も続いていくようですし、我々代理店がガーミンの製品を売るということはなさそうです。ただ、これは当面(来年だけになるかもしれません。)ということになりそうで親会社の意向でいくらでも変わっていくと思われます。現に営業責任者の「サイモン」いわく、今回の展示ディスプレイを使うのは、今年で終わりと話していました。来年はガーミンブランドの計器かも知れませんしガーミンの展示ブースに吸収されているかもしれません。また、去年出られなかった「SWEDEISH NIGHT 2012」でて、たらふく飲ませてもらって、気持ちよくホテルに帰ったことが今回の一番の出来事かもしれません。
今年は、25周年ということで様々な盛り上げの趣向もあったようですが盛り上がりはどうだったのでしょうか?、
この展示会で、来年の注文の半分以上決まるということです。前回(2009年)より中国、台湾、韓国などのアジア勢もかなり多くの展示ブースがありました。
日本勢は5~6社位で、寂しい限りでした。「文化として根付いていない」という簡単な言葉で片付けられない「何か」があるのでしょう。それは、我々祖先からの「血」もあるでしょうし、日本における様々な規制もその原因の一つと思われます。
ともあれ、約1300社の展示社と、およそ20,000人の入場者が今後の商売のために東奔西走した3日間でした。弊社も去年導入できなかった、新しい商品を輸入すべく、昨年の担当者ともう一度話をしました。何とかうまくいけばと思いますが------。
オランダの自転車事情
毎年くるたびに思うのですが、アムステルダムは本当に自転車天国です。
自転車専用の「信号」もあるし、写真の様に「自転車専用道」がしっかりできています。
また、びっくする様な美人が写真のような今イチなデザインの自転車で、通勤しているのが毎朝見られました。
この自転車は、ブレ-キレバ-がなく、ペダルを逆転させるとブレ-キがかかるとのこと。
子供を乗せるための「乳母車」のようなものを、前に付けられるユニ-クなものも多く見られました。