だいぶご無沙汰してしまいました。
昨年の11月にオランダのメッツでガ-ミンのヨット計器だけではなく、GPSや魚探を売ってくれと言うことをいわれ、日本沿岸地図(日本水路協会のnew pec ) で水路協会との交渉やガ-ミン台湾とのやりとりに恐ろしいほどの時間を費やし、あまり他のことを考える余裕がなくなりました。
ガ-ミン台湾の担当者は、日本市場に彼らの高性能機器なら簡単に入れると思っているようで様々な問い合わせをしてくるし、それにプラスしてボ-トショ-の様々な打ち合わせと準備であっという間に3月の中旬になってしまいました。
今回は2月の台湾マリンミ-ティングから、ボ-トショ-という流れの他に、2月にこのあたり(群馬県伊勢崎付近)を襲った大雪にも少しふれました。
タイペイに出発したのが、あの120年ぶりの大雪の2日後で、伊勢崎エリアもあちこちに雪が残り駅までが大変でした。この日はまだ、歩道と車道にも雪が多く、まだ満足に歩道を歩けないためかみさんの兄貴の車(4駆+スタッドレスタイヤ)で駅まで送ってもらい東武線両毛号でやっとこ 東京に行くことができました。(朝4時起きでした。)
この雪は2週間以上残っていました。このあたりのビニ-ルハウスもほとんど壊れ、ことの重大さが日毎感じています。
セ-ルスミ-ティングは、アジアの代理店の集まりで、インド、シンガポ-ル、マレ-シア、インドネシア、ミャンマ-、フィリピン、香港など計10人ほどが集まり魚探や新商品の説明、個々のインタビュ-と工場見学とそれなりに内容はありました。
ただ、SILVA/NEXUS の時は、実際にフィ-ルドにでて実演やセ-リングをしたりと外でのことも多かったのですが今回はすべて室内でした。
一応カッパも持って行ったのですが------。
ガ-ミンについては読者の皆さんのよく知るところだと思います。
GPSの商業的価値を見いだし、いち早くそれを製造販売した会社です。湾岸戦争でその商品が絶賛され、いまや世界最強と言って良いGPS関連製品の製造販売会となりました。
ガ-ミンは創業者のアメリカ人Gary Burrellおよび台湾人Min Kao博士の二人の名前の最初の文字を取って 「Garmin」 と名付けられたとのことです。創業は1989年です。
登記上の本社はスイス、実質的な本社はアメリカ、ヨ-ロッパ本社(イギリス)、アジア本社に分かれています。
製品の97%は台湾にある3つの工場で生産されています。
今年のボ-トショ-入場者は約35,000人で去年より3000人ほど減ったようです。
円安で輸入ボ-ト主体の日本市場には、少し影響があったようです。
今年は、ガ-ミンのために一コマ増やし、始めて2コマとしました。
様々な関係者に見せてそれなりの評価はありましたが、海図が日本仕様できなければ何も始まりません。いつ契約が済むのか?
お互いの文言で契約書上での問題はなくなりましたが、ガ-ミンが地図価格の値下げでまだ少しもめています。ともかく忙しくて、あまり良い写真も取れませんでした。
ガ-ミンがすごい会社だと言うことはわかりましたが、商品がいいだけでは売れません。
特に日本のマリン市場では商品に付随する様々な要素があり、海外製品の場合は言葉の問題、日本地図の問題等々超えなければいけない「壁」が様々有ります。
担当の「SKY」が言うように一筋縄ではいきません。
時間もお金もかなり掛かることを覚悟しなければ、と思いますし、本当にできるのかいなと思います。
これまで、注文したものの対応やボ-トショ-の出展料など、言うことと、やっていることがいまいちで未だに彼らを信用できていない現状です。果たして来年はどうなっているのでしょうか?